Google カレンダーと iCloud を家族で共有する:どこまでできて、どこで詰まるか
片方が Google カレンダー、もう片方が iPhone の iCloud カレンダー、仕事は会社の Microsoft 365 — という家は珍しくありません。この記事は、各社の共有機能で実際にどこまでできて、どこで詰まるかの整理です。
Google カレンダーから
Google カレンダーは、カレンダー単位で相手のメールアドレスを指定して共有できます。権限は「予定の表示(時間のみ)」から「変更および共有の管理権限」まで選べます(Google のヘルプ)。
相手が Google アカウントを持っていれば、そのまま相手の Google カレンダーに並びます。相手が iCloud しか使っていない場合は、公開用の非公開 iCal アドレスを相手のカレンダーアプリで購読する形になります。この方向は読み取り専用で、更新は即時ではありません。
iCloud から
iCloud カレンダーも、Apple ID を指定して共有できます。相手も Apple ID を持っていれば編集もできます(Apple のサポート)。
相手が Android や Google しか使っていない場合は、公開カレンダーの URL を渡して購読してもらう形になり、やはり読み取り専用です。
仕事のカレンダーが動かせない
ここが一番詰まるところです。会社の Microsoft 365 や Google Workspace のカレンダーは、多くの場合、社外への共有が管理者の設定で制限されています。共有できたとしても、予定の件名には社外に出せない情報が入っています。
その結果、家庭でよく起きるのが「仕事の予定は共有しない」という運用で、そうすると家族の側からはその人がいつ空いているのかが分からなくなります。
家族向けアプリに移す、という選択肢の限界
家族カレンダーのアプリに全部まとめる方法もありますが、外部カレンダーの扱いには制限があります。TimeTree は自社のヘルプで、外部カレンダーの使い方が 2 通りあることと、それぞれの制限を書いています。
表示するだけなら「自動更新されます」が、「カレンダーを共有しているお相手さまには表示されません」(TimeTree ヘルプ)。共有カレンダーへインポートすれば家族に見えますが、「自動更新されないので、外部カレンダーを更新をした際は都度インポートする必要があります」(同)。
つまり家族に見えるか、最新であるか、どちらか一方になります。
Alfie の場合
Alfie は私たちの製品です。ここまでの前提をそのまま設計にしました。誰も移りません。
各自が今使っているアカウント — Google カレンダー、Microsoft 365 と Outlook.com、App 専用パスワードでの iCloud、任意の CalDAV サーバー — をつなぐと、そこから家族の一週間が描かれます。双方向で、Alfie でつないだカレンダーに作った予定は、そのカレンダーへ書き戻されます。使うのをやめても予定は元の場所に残ります。
仕事のカレンダーの扱いは、カレンダーごとに一度決めます。詳細まで、予定ありだけ、非公開の 3 つで、仕事のカレンダーは最初から「予定ありだけ」です。件名は出ず、埋まっている時間帯だけが家族に見えます。上で書いた「共有しないと空き状況も分からない」がここで解けます。
子どもは保護者が管理するプロフィールで、ログインは要りません。
Alfie を試す。無料で、今のところ Web のみです。